
ネットで中古品を売る場合、「古物商許可」が必要になるケースがあります。この記事では、許可が必要な具体例と、取得にかかる流れをわかりやすくご紹介します。
1. 古物商許可とは?
古物商許可とは、中古品(古物)を買い取り、販売・交換などを行う事業を行うために、都道府県公安委員会から取得しなければならない許可です。リユースビジネスやフリマアプリ、ネットオークションの普及に伴い、知らず知らずのうちに許可が必要な行為をしてしまうこともあります。
2. 許可が必要なケース
以下のような場合、原則として古物商許可が必要です:
- 仕入れた中古品をメルカリ・ヤフオク・ネットショップ等で継続的に販売する場合
- 中古ブランド品や家電を仕入れて再販するリユース業
- 他人から譲り受けた古物を業として販売する場合
つまり、「自分の不要品をたまに売るだけ」なら不要ですが、「儲ける目的で継続的に売る」ならほぼアウトです。うっかり脱法ビジネスにならないようにしましょう。
3. 許可取得の流れ
- 管轄の警察署で事前相談(できれば)
- 申請書類の作成と必要書類の準備(住民票や略歴書など)
- 警察署に申請書を提出
- 審査(通常約40日)
- 許可証の交付・営業開始
申請には手数料(19,000円程度)もかかるので、趣味の延長かビジネスかで判断しましょう。
4. 行政書士によるサポート
書類作成が面倒、手続きに不安がある…という方は、行政書士のサポートを利用するのも一つの手です。書類作成から警察とのやり取りまで代行できるため、初めての方でも安心して手続きを進めることができます。
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